日本科学教育学会年会論文集
Online ISSN : 2433-2925
Print ISSN : 2186-3628
ISSN-L : 0913-4476
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論文集
幼児の主体的なプログラミング活動がもたらす遊びの融合をめざして
*椎橋 げんき大貫 麻美石沢 順子
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抄録

2020年から小学校でのプログラミング学習が必修化する。一方で、幼児期の遊びを通したプログラミング的思考の資質・能力の基礎を育む教育と小学校のプログラミング教育とのつながりは弱く、幼児教育におけるプログラミング教育について述べている研究も少ない。幼児期の遊びを通したプログラミング的思考の芽生えを明らかにし、保育環境と融合するプログラミング教育の体系化をめざすことを目的とした研究の基礎的研究として、ビジュアル型プログラミング言語アプリケーション「viscuit(以下、ビスケット)」をインストールしてあるタブレット端末を、幼児が遊びの過程で操作する様子を記録、分析した。分析結果から、幼児の興味・関心が「描く際の色の選択」、「描いた線が取消できれいに消える」、「描いた絵が自由に動かせる」、「複製が劣化しない」、「オリジナルと同じの画像を大量複製可能」の5つに大別できることなどが示された。

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© 2019 日本科学教育学会
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