主催: 一般社団法人日本科学教育学会
会議名: 日本科学教育学会第43回年会
回次: 43
開催地: 宇都宮大学
開催日: 2019/08/23 - 2019/08/25
近年, 地球規模で生物多様性の低下が問題視されている. 日本では,生物多様性に関する環境問題の1つに里山の放置などがある. 将来に渡り里山の生物多様性を維持するために, 若い世代が里山の植生遷移を学習することは非常に重要であろう. そこで, 里山の植生遷移を効果的に学習できるよう, 「里山管理ゲーム」が開発された. 本研究では, このゲーム画面上の学習支援領域が効果的に作用しているかを調査するため, ゲームプレー中の視線を計測した. 本報告では, 被験者1名に着目し, ゲーム画面上のど領域に視線が停留するかを分析した結果, 学習支援領域から, 害虫の影響を読み取ることなく, ゲームを進めている可能性が示唆された.