日本科学教育学会年会論文集
Online ISSN : 2433-2925
Print ISSN : 2186-3628
ISSN-L : 0913-4476
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論文集
ポリスチレンの熱分解反応の教材化
*山口 忠承若泉 真由高見 静香
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抄録

小型核磁気共鳴装置を用いた有機化合物の解析は,化合物の化学構造を知ることを通じて有機化学の理解を深めることにつながる. 高校の現場で核磁気共鳴装置を活用するためには,高校の化学の教科書で学習する内容に基づいた実験内容である必要性がある. 本研究では原料としてポリスチレンを用いて熱分解反応を行い,得られた単量体のスチレンを小型核磁気共鳴装置で分析する研究を行った.この実験に加えて,原料として発泡ポリスチレンを用い減容化ののち, 熱分解反応を行い単量体のスチレンを得ることを試みた.ポリスチレンの熱分解反応を通じて, 化学構造とリサイクルの過程が学べる化学実験の教材を作成した.

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© 2020 日本科学教育学会
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