主催: 一般社団法人 日本科学教育学会
会議名: 日本科学教育学会第45回年会 鹿児島大会
開催日: 2021/08/20 - 2021/08/22
博物館の展示について,その来館者への学習支援について検討するには,展示手法だけに着目するのではなく,その展示がどのような理念に基づいて開発・運営されているのかを明らかにする必要がある.しかしながら,我が国において,幼児向け展示室がどのような理念に基づいて開発されたのかの詳細を明らかにした研究はほとんどない.本研究では,国立科学博物館の展示室「親と子のたんけんひろばコンパス」について,コンパス開発者への面接調査を通じて,当該展示室の理念が展示にどのように反映されたのかを明らかにすることを試みる.本稿では,「ワークショップスペース」に着目して,理念が展示にどのように反映されたのかを明らかにする.面接調査の結果,ワークショップスペースは,コンパスの3つの理念のうち,特に「博物館での親子のコミュニケーション促進」の「協同」を具現化するために開発されたことが明らかになった.