主催: 一般社団法人 日本科学教育学会
会議名: 日本科学教育学会第45回年会 鹿児島大会
開催日: 2021/08/20 - 2021/08/22
本研究の目的は,科学の本質(Nature of Science, NOS)の理解の評価方法について,その種類や特徴,歴史的変遷,今後の研究の課題を導出することであった.Lederman et al.(2014)を参考にNOS理解の評価方法を抽出した結果,49件の評価方法が確認された.これらの評価方法には回答形式などの違いが見られ,全体として量的研究から質的研究に変遷してきたことが見て取れた.最後に,今後の研究の課題を「NOS理解として何を評価するべきか」,「どのような方法で評価するべきか」,「何のために評価するか」という3つの論点から整理した.