主催: 一般社団法人 日本科学教育学会
会議名: 日本科学教育学会第45回年会 鹿児島大会
開催日: 2021/08/20 - 2021/08/22
学習時に初めて見る図から立体をイメージしにくい.空間認識が学習するときの障壁になっていると考えられる.生徒一人ひとりが直接体験し,いろいろな角度から,天球上の天体の日周運動や年周運動などの現象を観察し実験することが重要である.それに適した,二人に 1 組配布し,生徒一人ひとりが観察・実験できる天球モデルを開発した.この天球モデルを用いて中学校理科の実践授業を行い,その学習効果を事前事後テストにより調査した.テストでは透明半球,地球と太陽,日周運動,年周運動についての理解度を尋ねた.初期の分析結果として事前事後の正答率とその変化についてまとめた.透明半球の見え方の理解と「天体の動きと地球の自転・公転」の学習の間には関連が見出されていない.