主催: 一般社団法人 日本科学教育学会
会議名: 日本科学教育学会第45回年会 鹿児島大会
開催日: 2021/08/20 - 2021/08/22
国際数・学理科教育動向調査(TIMSS)では,生物と無生物を区別する課題や生物の特徴を問う課題が繰り返し出題されているが,この内容について日本の児童生徒の正答率は必ずしも高くない.そこで,生物の特徴についての日本の児童の認識の特徴を明らかにすることで,生物概念についての学習指導改善の一助とするために,2007〜2015年まで3回にわたって同一内容で出題された「木とライオン」課題の回答を分析した.分析結果から,日本の児童は,生き物は成長すること,エネルギーを必要としていること,死んだり枯れたりすることについての理解は進んでおり,植物と動物を比較するときに,その生き物がいる場所や見た目に着目しやすい特徴が見いだされた一方で,体のはたらきについての理解は十分でないことが明らかになった.