日本科学教育学会年会論文集
Online ISSN : 2433-2925
Print ISSN : 2186-3628
ISSN-L : 0913-4476
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論文集
TIMSS2015及びTIMSS2019の正答率において女子が男子の正答率を上回る問題の特徴
*鸙野 彩花中山 迅
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抄録

中等教育段階において,男子よりも女子が理科学習から顕著に離れていくことが度々指摘されている.TIMSS2015及びTIMSS2019の中学2年生向けの出題に対して,女子の平均正答率が高い出題を選び,その傾向を明らかにした.出題分野別にみると,化学と生物において女子の正答率が高い傾向があり,化学分野では女子にとって日常的で女子の興味・関心の高い出題の正答率が高く,環境問題や科学技術の社会問題に関する内容での正答率も高い傾向にあった. 問題形式では,記述式出題で女子の正答率が男子を上回った.出題内容においては,実験条件の制御に関する選択式の出題で,女子が男子の正答率を上回る問題が多いため,実験計画の時点で,観察されるの可能性のある現象の予測を行うことに関して女子がリーダーシップを発揮できる可能性を示唆した.

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