主催: 一般社団法人 日本科学教育学会
会議名: 日本科学教育学会第45回年会 鹿児島大会
開催日: 2021/08/20 - 2021/08/22
本稿の目的は2008年と2018年の幼稚園教育要領解説の内容を抽出し, 比較分析することで,科学的探究心に関わる記述の変遷について探索的に明らかにすることである.方法としては科学的探究心に関連が深いと考えた「科学」「数量・図形」「自然」「探究」「命」の計5つの名詞に関わる文章を各要領解説から抽出した.次にText Mining Studio を用いてそれらの文章における使用頻度が高い言語を抽出し,係り受け,共起ネットワーク等を作成して分析を行った.分析の結果「科学」については全く記載に変化がなく「探究」「命」の変化が大きいことが明らかになった.特に「探究」では「探究心」が「好奇心」と合わせて扱われ,科学的探究心に大きく関連していることが分かった.また,「探究」「命」の質の変化には幼稚園教育要領の「望ましい10の姿」に関する説明箇所が影響を与えていることが明らかになった.