日本科学教育学会年会論文集
Online ISSN : 2433-2925
Print ISSN : 2186-3628
ISSN-L : 0913-4476
46
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論文集
琉球大学における初等中等教育段階を対象とした一貫的な科学教育プログラム体制の構築と運用およびその効果
*宮国 泰史福本 晃造杉尾 幸司古川 雅英
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抄録

琉球大学では、国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)の次世代人材育成事業として、2017年度より「ジュニアドクター育成塾(対象:小学校5年生~中学校3年生、愛称:琉大ハカセ塾)」、2018年度より「グローバルサイエンスキャンパス(対象:高校生、愛称:琉大カガク院)」を実施し、両事業における評価方法等の一部共通化や、学内体制の連携強化等による一体的な運用により、卓越した意欲・能力を有する科学技術人材について、初等中等教育段階での発掘と育成を目指してきた。その結果、琉大ハカセ塾修了生が高校進学後に琉大カガク院に継続して参加し、研究活動を発展させる事例も多く認められた。2017年度~2021年度までの本学における両事業の展開内容や効果を紹介するとともに、大学が地域の拠点として、初等中等教育段階の児童生徒を対象とした一貫的な科学教育プログラムを展開することの意義について検討したので報告する。

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