日本顎口腔機能学会雑誌
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学術大会抄録
日常生活中の筋電図記録に混入し得るノイズ信号に関する研究
皆木 省吾兒玉 直紀中原 龍一尾崎 敏文古寺 寛志北川 佳祐萬田 陽介田中 祐貴杉本 皓森 慧太朗山田 蘭子松岸 諒桑原 実穂
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2023 年 29 巻 2 号 p. 124-125

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抄録

I.目的

睡眠時のみでなく覚醒時の咀嚼筋活動も顎口腔系に及ぼす影響が大きいことが最近の研究によって明らかにされつつある1-3).これらの詳細かつ客観的な特徴を解析するためには,ブラキシズムやTCHに関するアンケート調査ではなく筋電図記録に基づく解析が重要であると考えられる.

一方,我々の日常生活環境に存在する電子機器は益々増加しており,それらが発する電磁波に由来するノイズ信号がどの程度筋電図記録に影響を及ぼすかについての情報は不足しているのが現状と考えられる.そこで本研究は,覚醒時の日常生活環境において筋電図記録に混入し得るノイズ信号の特徴に関する情報を収集することを目的とした.

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© 2023 日本顎口腔機能学会
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