主催: 一般社団法人 日本科学教育学会
会議名: 日本科学教育学会第46回年会
回次: 46
開催地: 愛知教育大学
開催日: 2022/09/16 - 2022/09/18
理科の教育目標は,観察,実験を通した学習を前提としている.これには,理科の観察,実験は安全に行われることが大前提である.しかし,理科の授業中に起こる負傷・疾病は計上させているものだけでも年間1,000件を超える.理科の授業中に事故が発生してしまった場合,第一発見者となるのは理科教員である.このため,事前のケガをしてしまった時のことの想定と,養護教諭との連携が欠かせない.本研究では理科教員と養護教諭を対象として,理科における危機管理の実態を明らかにするために質問紙調査を行った.本報告では,理科教員と養護教諭の校内体制の実状況と事故発生時の意識の差について報告する.調査の結果, 理科教員, 養護教諭共に校内の緊急・救急体制における教職員の意識はおおむね十分であると感じているものの,理科の授業中の事故発生を想定した場合の理科教員の自身の役割に関する意識は低い可能性があるという実態が示唆された.