日本科学教育学会年会論文集
Online ISSN : 2433-2925
Print ISSN : 2186-3628
ISSN-L : 0913-4476
セッションID: 1
会議情報

論文集
中学校理科における梅雨前線と気象災害に関する学習の考察
線状降水帯に着目して
*吉本 直弘
著者情報
会議録・要旨集 フリー

詳細
抄録

中学校理科第2学年「気象とその変化」の「自然の恵みと気象災害」において,梅雨前線とそれによる気象災害に関する学習の内容と方法を考察した.梅雨前線に関連して大きな災害をもたらした集中豪雨の多くで線状降水帯が形成されていること,また線状降水帯が防災のキーワードとして機能することが期待されていることから,線状降水帯に着目して考察を進めた.記録や資料を用いた学習に適した事例として,「平成30年7月豪雨」の事例を選定した.この事例では,生徒は地上天気図や雨量分布図などの資料から,時間や空間に着目しながら梅雨前線,線状降水帯,集中豪雨などの事実を見いだし,気象災害の誘因を捉えることができる.さらに,気象災害のデータや写真などの記録を参照することで,気象災害の発生メカニズムを考察できると期待される.

著者関連情報
© 2023 日本科学教育学会
前の記事 次の記事
feedback
Top