主催: 一般社団法人 日本科学教育学会
会議名: 日本科学教育学会第47回年会
回次: 47
開催地: 愛媛大学
開催日: 2023/09/18 - 2023/09/20
本研究では,近隣の災害が懸念される場所の情報を長期に蓄積し,その情報をいつでも参照できる情報収集システムを提案する.そして,学校等の学習成果を活かして管理・運営できる安価な情報収集システムを提案することを目的とする.方法は,①広島市の防災情報システムの現状を把握する.②土砂災害を察知するシステムの現状を把握する.③早期避難意識を高めるワークショップの現状を確認する.④児童生徒自らが学校教育での学習成果を活かしたワークショップの動向を確認する.それらの検討の結果,①土砂災害の危機が差し迫っていることを察知できるシステム,②土砂災害に限定した安価なシステム,③民生用の機器等による土壌の傾斜・振動・水分量,及び水位の目視ができるシステム,④居住地の情報を収集し,その結果で判断できるようなシステムの開発が求められることが明らかとなり,その視点に沿った情報収集システムを提案することができた.