日本科学教育学会年会論文集
Online ISSN : 2433-2925
Print ISSN : 2186-3628
ISSN-L : 0913-4476
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論文集
「いのちを識り生かし探究する身心一体科学と“人間”生命科学教育」
〜細胞・体軸・エネルギー代謝を意識でつなぐαB-クリスタリン適応理論から〜
*跡見 順子清水 美穂東 芳一跡見 友章
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抄録

人は、この地球に創発し、環境との相互作用により適応進化してきた生命体の末裔である。生命の最小単位は「細胞」である。多細胞生物・人の生存原理は「ホメオスタシス維持」と「活動依存性」である。脊椎動物である人は、視聴覚等の入力により環境内の自己の存在を感知するが、出力は唯一随意筋である骨格筋の収縮によるため、出力(活動)には本人の意志が必要である。生理学では刺激-反応系として神経系と骨格筋による出力を動物機能として捉える。教育や学習は、繰り返し刺激(ストレス)に対する適応応答として捉えることができる。この適応応答の分子マーカーを探索する中で、抗重力筋の廃用性萎縮で減少するタンパク質としてストレスタンパク質αB-クリスタリン(αB)を同定した。本発表ではこのαB を鍵に人間の持つ諸能力を引き出す考え方「身心一体科学」とその方法を、現代社会の諸課題解決への1 つの有力な方策として紹介する。

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