主催: 一般社団法人 日本科学教育学会
会議名: 日本科学教育学会第48回年会
回次: 48
開催地: 函館工業高等専門学校
開催日: 2024/09/13 - 2024/09/15
生命体はこの1Gの地球で生まれ,環境との相互作用により重力を利用して適応進化してきたと考えられるが,研究が進んでいない.本研究では地上で,ビルの屋上から落下させる実験装置を試作し1.5秒程度の低重力環境を実現することができた. 航空機実験では低重力発生前に必ず高重力が発生する.本装置は通常重力から急激に重力低下を発生させることが可能である. 実験によりラットは急激に低重力環境下に暴露すると四肢, 顎関節, 手指を突っ張るように開く応答を確認し短時間で収束することが分かった. しかし,ヒトの乳幼児では,このような反射は見られない.乳幼児においては,非対称性緊張性頸反射,モロ反射,掌側把握,ギャラン反射等,原始反射が観察されることが報告されており,脳や言語の発達との関係が調査されてきている.高齢社会において転倒問題などが大きな課題となっており身心一体科学的研究が期待される.