主催: 一般社団法人 日本科学教育学会
会議名: 日本科学教育学会第48回年会
回次: 48
開催地: 函館工業高等専門学校
開催日: 2024/09/13 - 2024/09/15
科学系博物館の情報のユニバーサルデザインを実現するためには,展示と正確な科学知識を関連づけ,サイエンスコミュニケーションを活性化することが必要である.「誰もが共に楽しく学べる科学系博物館」を情報デザインにより実現する研究の多くは,主に視覚障害者を対象として進められてきた。聴覚障害者に情報を伝える研究は,これまで情報補償と情報保障という切り口で行われている.しかし博物館の展示では,手話通訳による展示解説や学習プログラムの開発などの例はあるが,未だ十分とはいえない.本研究では,聴覚障害者が日常的に行っている視覚,触覚などから得ている情報の攻略法に関する特性を意識し,「カエルの鳴き声の違いをいかに理解できるか」をテーマとした装置を開発し,検証実験を行った.この研究によって得られた博物館での展示情報を聴覚障害者へ効果的に伝達する手法に関する知見は,情報のユニバーサルデザイン化の実現への一助となる.