主催: 一般社団法人 日本科学教育学会
会議名: 日本科学教育学会 第49回年会
回次: 49
開催地: 広島大学 東広島キャンパス
開催日: 2025/09/05 - 2025/09/07
本研究は,広島市の地下街紙屋町シャレオを対象とし,シミュレーションにより津波避難の最適化を検討した.垂直避難(接続ビル避難),地上避難(指定緊急避難場所への避難),複合避難(両者の組み合わせ)の3シナリオを比較分析した結果,少人数時は垂直避難が最も迅速であったが,避難者数の増加に伴い複合避難の優位性が確認された.垂直避難は大規模避難時に通路容量制約の影響で避難効率が大幅に低下し,複合避難では避難先分散により負荷集中が緩和された.これらの結果,避難者数に応じた最適戦略の転換点が明らかとなり,時間帯別利用者数に基づく動的避難戦略や防災教育の必要性が示された.