ROSES(Relevance of Science Education-Second)は,15歳の生徒を対象とした理科や科学,科学技術に関する情意面を調査するための国際比較調査プロジェクトである.本研究では,日本の中学校3年生を対象に,ROSE(Relevance of Science Education)およびROSES(Relevance of Science Education-Second)国際比較調査プロジェクトのデータを用いて,地震や自然災害に関する生徒の意識の変容の調査を行った.日本では,自然災害に関する学習指導要領の改訂があり,地震,火山,気象と,それぞれの災害へ対して防災教育を充実させた内容へと変化してきている.しかし,分析結果から,20年間で地震に対する防災意識は向上している一方で,台風など気象関連の災害に対する関心は低下している可能性が示唆された.