外科と代謝・栄養
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特集  「消化器癌周術期におけるONSのエビデンスと意義」
食道癌周術期における栄養療法のエビデンスと意義
木村 豊額原 敦古賀 睦人
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2025 年 59 巻 4 号 p. 84-90

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抄録

 手術が行われる食道癌患者では, 癌による狭窄のために食事が十分に摂取できないこともあり, 治療前からGLIM (Global Leadership Invitation on Malnutrition) 基準によって栄養評価・診断を行い, 適切に栄養介入を行う必要がある. 術前化学療法の施行中も含めて周術期の経腸栄養剤による経口または経管での栄養介入が有害事象や術後合併症の低減に寄与していることが報告されているが, 免疫栄養の効果は限定的である. また, 周術期の栄養療法が予後を改善するかどうかについては, ランダム化比較試験が乏しく今後の研究課題である.

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© 2025 日本外科代謝栄養学会
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