抄録
モンモリロナイト,バイデライト,イライトとそれらの混合粘土懸濁液におけるNaClの臨界凝集濃度(CFC)を検討した。 700 nmの可視光を用いて懸濁液の光透過率を測定することで分散凝集を判断した。バイデライト,モンモリロナイト,イライトのCFCは,粘土濃度 0.3〜0.1 kgm-3においてそれぞれ 0.005〜0.01 , 0.02 , 0.0125〜0.025 mol L-1であった。2種の粘土からなる混合粘土懸濁液は,両粘土のCFCの中間の値あるいは低い方の値と同じ値を示した。光透過度,X線回折の結果から,混合粘土懸濁液では,異種の粘土粒子が結合して沈降した可能性が示唆された。