日本蚕糸学会 学術講演会 講演要旨集
日本蚕糸学会第73回学術講演会
セッションID: 428
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施肥量の異なる桑葉による「はくぎん」の繭糸質について
*市橋 隆壽, 山本 俊雄
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キーワード: はくぎん, 繭糸質
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抄録
 シルクの多様な利用を目途に繭糸質に特徴のある蚕品種が育成されているが、これらの繭生産に適する飼料生産技術の確立が求められている。今回は、施肥量の異なる桑葉を用いて極細繊度蚕品種を飼育し、その繭糸質を調査した。 飼料は1/2000aポットに桑品種「しんいちのせ」を植え付け、施肥量は10a当たり窒素量換算で10、20、30、40kgNを施用し、生育させた桑葉を用いた。蚕品種は極細繊度「はくぎん」を供試し、5齢起蚕(9月12日)から営繭時まで各桑葉を給餌した。その結果、繭重は、施肥量が多くなるほど重くなり、「はくぎん」の品種指定試験成績(1.57g)より20kgN区は9%、30kgN区は19%、40kgN区は21%増加した。 繭糸長は、繭重とほぼ同様な傾向を示したが、繭重ほどの差はなかった。また、繭糸繊度では、品種指定試験成績(1.66デニール)より10及び20kgN区は約7__から__8%細く、逆に30及び40kgN区は11__から__14%太かった。このように、極細繊度蚕品種は飼料生産時の施肥量の違いによっても繭糸質に差が現れることから、目的とする繭糸質が発揮されるような桑栽培を行う必要がある。
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© 2003 社団法人 日本蚕糸学会
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