2025 年 65 巻 4 号 p. 71-82
本研究では市町村が地域福祉計画をどのように評価しているのかを確認するため,東北地方の計画策定済みの市町村(218カ所)を対象に質問紙調査を行った.「住民参加」「包括性」「分野横断性」の3軸を設定して5件法で評価を求めたところ,いずれも高め(十分寄り)の評価をすることがわかった.また,計画策定過程における取り組みの内容と効果の認識を確認し,それらと自己評価得点の関係を調べたところ,その影響は限定的であった.以上の結果から,市町村が多くの手続きについて有効性を認識していないとの仮説を得た.