創傷
Online ISSN : 1884-880X
ISSN-L : 1884-880X
特集2:陰圧閉鎖療法の適応を考える
術前陰圧閉鎖療法による重度四肢外傷の術前管理と感染対策
青 雅一中後 貴江東野 みどり植村 享裕松本 美緒越宗 靖二郎
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2014 年 5 巻 2 号 p. 63-69

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抄録
 2009年3月 ~ 2013年10月までの期間に経験した重度四肢外傷 34例 (35皮弁) 中 19 例に術前 NPWT を施行した。 症例の内訳は,男性 12 例 (10 ~ 75歳) 女性7例 (22 ~ 77歳) で,GastiloⅢB 13 例,GastiloⅢC 5例,広範皮膚軟部組織損傷1例であった。 NPWT の施行期間は,5 ~ 10日6例,11 ~ 20日9例,21 ~ 51日が4例であった。また,最近の2例において,再建前の NPWT システム交換時に,創外固定を髄内釘に変更した。合併症は,全壊死1例,部分壊死1例,深部感染1例であった。閉鎖状態で創傷管理を行い再建手術に備えることで,感染を予防でき,亜急性期~晩期の再建であっても,早期再建と遜色のない結果が得られる。
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© 2014 一般社団法人 日本創傷外科学会
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