第 11 次交通安全基本計画では,交通事故の発生状況を分析し,その結果を活用する PDCA サイクルを実行することで,交通事故抑止に資する交通指導取締りの推進および街頭指導活動の強化を図っている.そうした中で既往研究では,1 日ごとの交通事故リスクを予測し,その減少量を最大化する街頭活動の実施場所と実施時間を算出するAI(人工知能)モデルを開発した.本研究では,既往研究で開発したモデルの妥当性や,実務面における利便性の検証を目的として,2023 年 10 月に警視庁新宿警察署管内において 1 ヶ月間の試行運用を行った.その後,街頭活動の事故削減効果の検証,モデルの妥当性・利便性の検証を行い,モデルの本格的な社会実装に向けて課題点を整理した.