乳幼児を中心に,食べ物による誤嚥,窒息事故が起こり続けている.国の保育管理下のガイドラインで危険な食べ物と指摘され,予防するための調理法が明記されているにもかかわらず,同じ窒息死が起こり続けている.保育管理下で窒息死が起こった場合,検証委員会を設置して,検証報告書を国に提出することが義務付けられているが,その報告書を見ると,保育士の心構えだけが強調されていて予防にはつながっていない.こどもの窒息を予防するためには,食べ物のサイズ,物性値,こども側の要因などの詳細な情報を収集する「窒息登録システム」を構築する必要がある.また,ピーナッツの袋に「5歳未満の子どもには食べさせないでください」という表記を企業に依頼したり,テレビコマーシャルで,丸のままのミニトマトの映像を流している食品会社に不適切な映像であることを指摘して,映像を変更してもらうなどアドボカシー活動を行うことも必要である.