2025 年 11 巻 2 号 p. A_55-A_62
本研究では道路冠水の情報提供が冠水道路を迂回するかどうかの判断にどのように影響するかを明らかにすることを目的とする。冠水の状況を示す車載型ナビゲーションによる情報提供、冠水の深さを示す道路上の注意喚起標示、冠水区間を走行する対向車などの要因を映像で再現し、アンケート調査及びドライビングシミュレータによる実験で迂回路の選択傾向を把握した。アンケート調査の結果より、ナビでの情報提供や注意喚起標示により、迂回を促す効果が確認された。また、ドライビングシミュレータによる実験結果より、ナビの情報提供により迂回を促す効果に対して、冠水道路の走行経験が少ない層に迂回を促す効果がより高いことが示された。