抄録
夜間の雨環境と雪環境における帯状ガイドライトの設置条件に関する検討をドライビングシミュレータ(DS)で検討した。NASA-TLX とステアリングエントロピーを用いてドライバのワークロードを評価した。帯状ガイドライトの設置条件として 5 条件を設定した。帯状ガイドライトの線状反射光のピッチ(長さ)として 5m と 15m を設定し、その設置密度 23% から 50% の間で変動させた。高速道路の曲線半径 400m と 800m を DS で再現し、帯状ガイドライトの設置条件の視線誘導性を評価した。雨環境と雪環境の各々で 20 名と 18 名が実験に参加した。帯状ガイドライトの設置密度が 30% 前後であっても、夜間の悪天候下においてドライバのワークロード低減に貢献することが分かった。