2018 年 4 巻 1 号 p. A_280-A_285
我が国における交通事故の発生件数は減少しているが、近年、減少率は縮小傾向にあり、依然として自動車の交通安全対策が必要である。これらを受け、我が国では様々な交通安全対策の実施や、自動ブレーキシステムの導入が進んでおり、ドライバーの意識に着目した研究も多くみられる。 本研究では、ドライバーの意識のみならず、運転経験や個人の特性、ソーシャル・キャピタルによる安全意識の差異を把握した。運転意識の傾向により回答者の類型化を行った結果、「安全運転傾向」「速度重視型運転傾向」「歩行者・自転車注視型運転傾向」「危険運転傾向」の4つのクラスターに分類された。運転意識傾向の要因分析を行うと、性別、ヒヤリハットの回数、ソーシャル・キャピタルといった要因が大きく影響することが明らかとなった。