交通工学論文集
Online ISSN : 2187-2929
ISSN-L : 2187-2929
特集号B(実務論文)
中心拠点への用途別都市機能施設の集積が居住地からの年齢階層および移動手段のトリップ特性に与える影響の比較分析 - 長野市の中心拠点を対象として -
柳沢 吉保亘 陽平轟 直希高山 純一
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2020 年 6 巻 2 号 p. B_19-B_28

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抄録

近年、人口減少および少子高齢化に対応するため、都市部の公共交通ネットワーク上に中心拠点を設け、拠点エリアに都市機能施設を集積させ、市街地をコンパクトにすることで一定の人口密度を保つこと、生活拠点と中心交通拠点を公共交通ネットワークで連結させることで、居住地から都市機能施設へのアクセス性を高めることを目指した取り組みが進んでいる。本研究は、中心拠点を基点に居住人口分布を表わす居住人口のアクセシビリティ(以下、AC) と人口密度との関係,また用途別都市機能施設の立地分布を表す用途別施設 AC と施設までの集中トリップの関係を分析した。また、居住地から施設までのトリップに与える影響を、居住人口 AC、用途別施設 AC および施設までの所要時間を移動手段別に、少子高齢化への対応を考慮して年齢階層別に分析した。

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© 2020 一般社団法人 交通工学研究会
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