2021 年 7 巻 4 号 p. A_33-A_39
渋滞発生地点のサグの縦断線形だけではなく、その 1 つ上流にあるサグの縦断線形も渋滞発生地点を説明する要因であることを指摘する。東北自動車道一部区間の 2016 年 1 年間の車両感知器データを用いて、渋滞発生時刻および発生位置を抽出し、渋滞発生の有無と、渋滞発生直前の交通量、発生地点のサグの縦断勾配変化率、1 つ上流サグの縦断勾配変化率等とを対応づける。これらを用いてロジスティック回帰分析を行うと 1 つ上流の縦断勾配変化率も有意な変数と判定される。一方、1 つ下流サグの縦断勾配変化率は有意ではない。続いて、当該サグの縦断勾配変化率と 1 つ上流サグの縦断勾配変化率を説明変数とするパラメトリック生存モデルによって渋滞発生確率曲線を求める。