交通工学研究発表会講演集
Online ISSN : 2760-2400
一般社団法人 交通工学研究会
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第 45 回 交通工学研究発表会
開発途上国における携帯端末位置情報記録を活用した都市交通計画手法の検証:
PT 調査の代替・補完から OD 逆推計への展開
有田 禎之高橋 君成佐々木 邦明
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会議録・要旨集 認証あり

p. 771-774

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抄録

本研究では、開発途上国における都市交通計画への携帯端末の GPS 位置情報の応用可能性について検討した。従来のパーソントリップ(PT)調査と比較しつつ、端末 ID 数とゾーン別の発生集中量の比較、位置情報から抽出した端末の移動軌跡、および道路通過端末数と交通量の関係を多面的に分析した。分析対象はラオス・ビエンチャン都であり、2019 年の GPS 位置情報記録および JICA による PT 調査及び交通調査を用いた。端末 ID 数とゾーン OD との相関分析では、PT 調査に近似する精度を得るために必要な端末数の目安を検討した。さらに、個別端末の軌跡追跡により、測位精度やトリップ識別の課題を明らかにした。交通量との比較では、端末数と交通量の相関は一定水準を示すも、時間帯別・地点別のばらつきが大きく、位置情報の限界も確認された。今後、記録密度と精度の高いデータの活用や補完調査との連携により、携帯端末の GPS データによる PT 調査の補完や OD 逆推計への応用が期待される。

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