交通工学研究発表会論文集
Online ISSN : 2758-3635
第42回交通工学研究発表会
会議情報

第 42 回 交通工学研究発表会
細街路と幹線道路の交通量変動の類似性に関する分析
小林 貴
著者情報
会議録・要旨集 フリー

p. 247-252

詳細
抄録

本研究では交通量が未観測の細街路の交通量を、幹線道路の交通量から推計する手法を開発するために、細街路と幹線道路の交通量変動の類似性を示すことを目的とする。全国約 9 千断面の細街路と付近の幹線道路のペアにおける交通量変動を分析した結果、次の 3 点を明らかにした。第 1 にペアの交通量変動には高い相関(平均 0.7)がみられた。第 2 に地域全域の交通量変動の類似性から生じる見かけ上の相関(幹線道路間及び細街路間の相関)と比べ、ペアの相関は有意に高かった。第 3 に幹線道路が付近にあるペアは 5km 以上離れているペアと比べて相関が高く、平行関係にあるペアのほうが交差関係にあるペアより相関が高い傾向が見られた。これらの類似性の知見は、細街路の交通量を周囲の幹線道路の交通量から推計できる可能性を示していると考えられる。

著者関連情報
© 2022 一般社団法人 交通工学研究会
前の記事 次の記事
feedback
Top