交通工学研究発表会論文集
Online ISSN : 2758-3635
第42回交通工学研究発表会
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第 42 回 交通工学研究発表会
ワイヤーロープ区間における事故の特徴について
平田 篤嗣佐藤 志帆永井 基貴春藤 康仁
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p. 65-68

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抄録

令和元年に公表された安心安全計画にも記載されているが,対面通行区間(暫定区間)ではワイヤーロープを設置することとなっている.従前よりワイヤーロープ区間の設置により飛出事故は減少し,死傷に繋がる事故は設置区間では減少している.その反面,ワイヤーロープに接触する事故により通行止めが発生し,緊急対応で行う補修工事を実施する状況である.本論文では全線暫定区間として供用している徳島自動車道(付加車線事業を除く)を対象としワイヤーロープの設置後に発生した事故について設置箇所別に事故件数を整理し事故の特徴を整理し検証を行った.検証結果より事故発生箇所は挙動履歴が他と異なる傾向があることが確認できた.多くの事故は漫然運転による事故が主流であることも確認できた.

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© 2022 一般社団法人 交通工学研究会
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