主催: 一般社団法人 交通工学研究会
会議名: 第44回交通工学研究発表会
回次: 44
開催地: 日本大学(東京都)・オンライン同時配信
開催日: 2024/08/07 - 2024/08/08
p. 136-141
生活道路には無信号交差点が多く存在し、その道路構造によって道路利用者の心理や挙動に与える影響や交通事故の危険性が異なることが考えられる。本研究では、Mobile Mapping System(MMS)による三次元点群データを活用することで、これまで定性的な評価がなされることの多かった無信号交差点の見通しを定量的に評価する手法を構築することを目的とした。結果として、交差点進入時の道路利用者の視点から一定の視野角内に存在する点群データ数に基づく見通し率を左右別に算出することで、交差点の左右それぞれの見通しを定量的に評価することができた。また、点群データの高さ情報に着目することで、視認されるべき道路利用者(子供など)の高さを考慮した見通しを評価できる可能性が示唆された。