脳卒中
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原著
虚血性脳卒中の病型診断に対する経食道心エコー所見の有用性:自施設120例の検討
栗城 綾子市川 博雄加藤 大貴神谷 雄己高桜 龍也矢野 怜大中 洋平中島 雅士河村 満
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2011 年 33 巻 3 号 p. 326-332

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抄録
【背景および目的】経食道心エコー(TEE)は脳塞栓症の原因となり得る塞栓源心疾患,大動脈疾患の検索において有用性が認められている.本検討では,急性期~亜急性期のTEE所見を総括するとともに,TEE前後の病型分類を比較することから脳卒中診療におけるTEEの有用性を検証した.【方法】病型不明あるいは塞栓性機序が疑われる急性期~亜急性期の虚血性脳卒中患者に神経内科医がTEEを施行した120例を対象とし,塞栓源心疾患および塞栓源大動脈疾患の所見,およびTEE施行前後における脳卒中病型診断の変化を検討した.【結果】卵円孔開存を含む右左シャントは68例,心房中隔瘤は4例,心内血栓を14例に認めた.高度の大動脈粥状硬化性病変は9例に認めた.TEE施行前後で脳卒中病型を比較すると,原因不明例が施行前36.7%から施行後19.2%へ減少した.【結論】急性期~亜急性期のTEEは,虚血性脳卒中における塞栓源検索および脳卒中病型の診断や病態の把握に有用である.
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© 2011 日本脳卒中学会
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