脳卒中
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総説
急性期血栓溶解療法の進化:「閉塞部位」と「早期再開通」をめぐる研究成果
豊田 一則大﨑 正登坂本 悠記古賀 政利
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2014 年 36 巻 3 号 p. 197-200

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抄録
要旨:2013 年に筆者らの施設から論文報告された,急性期脳梗塞への静注血栓溶解療法の治療成績,とくに血管閉塞部位や治療後早期再開通に関する研究成果を概説する.Koga らは治療開始後8 時間以内(大半がrt-PA 投与終了前後)のMRA での再開通を阻害する要因としての,近位部主幹動脈閉塞と高感度C 反応性蛋白高値の意義を報告した.Osaki らは,rt-PA 静注の終了までの短時間に,NIH Stroke Scale 値を用いて臨床転帰を予測する方法を報告した.またSakamoto らは,治療前の拡散強調画像とMRA の所見からreverse MRA-DWI ミスマッチに該当する症例を割り出し,その臨床像やrt-PA静注療法の治療成績を報告した.
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© 2014 日本脳卒中学会
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