脳卒中
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大脳半球脳出血の意識障害重症度と病巣側
衣川 秀一澤田 徹金子 尚二栗山 良紘井上 典子
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1990 年 12 巻 1 号 p. 26-32

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抄録
発症当日入院の被殻出血144例 (P群), 視床出血127例 (T群) および皮質・皮質下出血35例 (C群) について, 発症24時間以内の意識障害程度を3-3-9方式で評価し, 血腫量別および脳卒中既往の有無別に左右差を比較検討し以下の成績を得た.1) 症例数, 平均年齢および血腫量に3群とも左右差はない.2) 意識障害はP群ではII桁, T群とC群ではI桁のものが最も多い.3群ともII桁以上のものは左の方がやや多いが有意差はない.3) 各群を平均血腫量で2分すると, II桁以上のものは, P群の平均血腫量以下およびT群とC群の両群でやや左の方が多い傾向にあるが有意差はない。4) 既往の有無別にみると, III桁の意識障害を呈するものはP群とT群の平均血腫量以下の群で既往を有するものがやや多いが有意ではない.5) 既往を有する症例のみでは, P群とT群では平均血腫量以下の場合, II桁以上の意識障害はやや左が多い傾向にあるが有意ではない.
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© 一般社団法人 日本脳卒中学会
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