脳卒中
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Lupus anticoagulantと異常脳血行動態を認め脳出血を発症したSLEの1症例
近藤 英樹重清 俊雄岡川 和人岡本 順二上田 伸
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1990 年 12 巻 5 号 p. 430-435

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抄録

症例は41歳のSLEの女性で, 1985年1月2日に脳卒中発作あり, 頭部CTで右脳内血腫と脳室穿破が認められ, 脳血管撮影でmoyamoya病類似の右側中大脳動脈の狭窄, 異常血管網と豊富な側副血行路の形成が認められた.また, kaolin clotting time, tissue thromboplastininhibition testなどからlupus anticoagulant (LA) が患者血漿中に証明された.本患者におけるMoyamoya現象ともいいうる異常脳血行動態の発生にLAの関与したことが文献などから推定された.

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© 一般社団法人 日本脳卒中学会
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