脳卒中
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自然開通を示した頸部内頸動脈解離の1例
樫村 博史菅原 幸行朴 永俊関 博文
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1999 年 21 巻 3 号 p. 323-328

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抄録
今回,我々の施設において脳血管撮影で狭窄,閉塞,再開通と経時的に変化した内頸動脈解離を経験し得たので報告する.
56歳男性.右片麻痺,失語のTIAにて入院した.翌日の左脳血管撮影で頸部内頸動脈に壁の不整を認めた.1週間後の脳血管撮影では,左頸部内頸動脈で閉塞していた.右脳血管撮影では,前交通動脈を介する側副血行路がありSPECTで左右差が認められなかった為,保存的治療とした.1年半後のMRAで左内頸動脈の描出があり,左脳血管撮影を施行したところ初回の脳血管撮影で壁不整のみられた頸部内頸動脈は著明な蛇行を認めるだけで完全に再開通していた.
内頸動脈解離例の中には,一旦閉塞しても再開通している症例もあるため経時的観察が必要と思われた.
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© 一般社団法人 日本脳卒中学会
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