脳卒中
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頚部頚動脈狭窄症に対するPercutaneous transluminal angioplasty
桑名 信匡持松 泰彦藤野 英世斉藤 昭人間下 信昭
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1985 年 7 巻 2 号 p. 142-149

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抄録

Percutaneous transluminal angioPlasty (PTA) はSeldinger法によって動脈内に挿入した血管カテーテルを用い, 閉塞性病変の再開通ないし拡張を得る方法である.1964年, DotterとJudkinsにより初めて報告された本法は, 以来種々の末梢動脈に応用されて来たが, 1974年のGrützigのdilating balloon catheterの考案により著しい発展をとげた.頚動脈に対する応用は, 未だ日も浅く数も少いが, 近年注目を集めている.
著者らは, 冠動脈硬化症, 糖尿病, 高脂血症を合併し, 一過性黒内障で発症した両側の頚部頚動脈狭窄症の46歳男子症例にPTAを施行し, 良好な成績を得た.著者らの経験を紹介, その手技, 適応, 血管拡張の機序, 合併症などについて考察を加えて報告した.

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© 一般社団法人 日本脳卒中学会
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