総大腿動脈外膜嚢腫の1例

間野 洋平; 福永 亮大; 伊東 啓行; 本間 健一; 井口 博之; 前原 喜彦

doi:10.11401/jsvs.18.673

症例

総大腿動脈外膜嚢腫の1例

間野洋平, 福永亮大, 伊東啓行, 本間健一, 井口博之, 前原喜彦

著者情報

キーワード: 外膜嚢腫, 大腿動脈

ジャーナルオープンアクセス

2009 年 18 巻 7 号 p. 673-676

DOI https://doi.org/10.11401/jsvs.18.673

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抄録

動脈外膜嚢腫はまれな疾患であり，そのほとんどが膝窩動脈に生じる．今回，極めてまれな大腿動脈に生じた外膜嚢腫の 1 例を経験した．症例は73歳男性，腹部大動脈瘤の精査中に右鼠径部に拍動性腫瘤を指摘された．超音波検査にて右大腿動脈周囲に血流を伴わない多房性の低エコー域として描出され，造影CT検査の所見と併せて大腿動脈外膜嚢腫と診断した．手術にて大腿動脈を嚢腫ごと切除し，人工血管にて再建を行った．

責任著者(Corresponding author)

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