日本血管外科学会雑誌
Online ISSN : 1881-767X
Print ISSN : 0918-6778
症例
右大腿感染性仮性動脈瘤の1手術症例
岡村 誉安達 秀雄木村 知恵里根本 一成由利 康一山口 敦司
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キーワード: 大腿動脈, 仮性動脈瘤, 感染
ジャーナル オープンアクセス

2010 年 19 巻 5 号 p. 647-650

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抄録
今回われわれは感染性仮性大腿動脈瘤に対して瘤切除および大腿外側を通るバイパス術を施行した1例を経験したので報告する.症例は61歳,男性.2009年1月肝細胞癌の治療目的で右大腿動脈から肝動注リザーバーを留置した.その後,同部位の感染を認めリザーバーを抜去したが,大腿仮性動脈瘤を形成した.同年3月,瘤切除術および自家大伏在静脈を用いた右外腸骨動脈-浅大腿動脈バイパスを施行した.感染の再燃なく下肢血流も保たれ,軽快退院した.
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