福岡和白病院救急科・心臓血管外科
静岡市立静岡病院心臓血管外科
2020 年 29 巻 2 号 p. 109-111
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長期療養型施設に入所中の81歳女性が膝窩動脈瘤破裂のため救急搬送されてきた.重度の認知症であるため,人工血管を使用した血行再建術術後の管理は困難と判断し,Gore Viabahn(W. L. Gore and Associates, Flagstaff, AZ)を使用してステントグラフト内挿術を行った.術直後より疼痛は消失し,翌日に退院となった.術後24カ月が経過した時点では,下腿の腫脹も改善し,ステントグラフトは開存している.
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