廃棄物学会研究発表会講演論文集
第17回廃棄物学会研究発表会
セッションID: A1-9
会議情報

A1 ごみ発生・ごみ性状
PETボトルの軸方向圧潰実験
*鎌田 慶宣本田 拓也伊藤 勝久松木 康紘河村 武俊
著者情報
会議録・要旨集 フリー

詳細
抄録
多くの自治体ではごみ分別の種類をさらに増やす傾向にある.毎日の回収効率を如何に上げるかは市民生活に直接影響する課題である.分別されるごみのうち,特に清涼飲料水などの容器として手軽に携行できる500ml入りPETボトルは,近年急激に普及している.このPETボトルを牛乳パックなどの紙容器のように手軽に潰して廃棄することは一般に難しく,PETボトルごみの収集効率は低いものと推定される.そこで著者等はPETボトルの減容化法をテーマとして研究に取り組んでいる.飲料容器としての機能を維持し,且つ比較的容易に減容化して廃棄できる新しいPETボトル構造の設計要件を探るために,(1)PETボトルをどの方向に潰すのが最もごみ袋に詰める際の容積効率がよいか,(2) 500ml入りPETボトルは一体どれ位の力で潰れるのか,(3)人間が両手で押し潰す際の力はどの程度かを実験的に求めたので報告する.
著者関連情報
© 2006 一般社団法人 廃棄物資源循環学会
前の記事 次の記事
feedback
Top