日本水処理生物学会誌
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PVAとアルギン酸ソーダで包括固定化したanammoxゲルを用いる高濃度NH4-N含有排水の処理
LAI MINH QUANTRAN THANH LIEMDO PHUONG KHANH古川 憲治
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2010 年 46 巻 2 号 p. 109-117

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抄録
嫌気性アンモニア酸化細菌(anammox)は生育速度が極端に遅いことから、anammoxリアクタの運転においては、anammox細菌をリアクタ内に保持できる担体を使用しなければならない。本研究では、anammox汚泥をポリビニルアルコール(PVA)とアルギン酸ソーダで包括固定化することで、anammox汚泥をリアクタ内に安定して保持した。33.3 g/lに濃縮した150 mlのanammox汚泥とPVAとアルギン酸ソーダの混合液(15% w/v PVAと2% w/vのアルギン酸ソーダを含む)150 mlをよく混合した後、50%のNaNO3 w/vと2%のCaCl2 w/vを含有する溶液に滴下して、anammox包括固定化ゲルを調製した。包括固定したanammoxゲルの活性は徐々に高まり、運転開始145日後に流入KHCO3濃度を1.0 g l-1 に高めた結果、250日後には2.67時間の短い水理学的滞留時間で、窒素負荷9.9 kg-N m-3 d-1の条件下、80%以上の窒素除去率を達成することができた。PVAとアルギン酸ソーダでanammox汚泥を包括固定化したゲルが細孔構造を有することを走査型電子顕微鏡写真で確認した。この研究結果は、anammox汚泥をPVAとアルギン酸ソーダで包括固定化したゲルが、嫌気性消化脱離液のような高いNH4-N濃度で有機物濃度の低い排水からのNH4-N除去に適用できる可能性の高いことを示すものである。
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© 2010 日本水処理生物学会
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