日本獣医師会雑誌
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獣医公衆衛生・野生動物・環境保全関連部門
新潟県における市販鶏肉のカンピロバクター汚染調査
佐藤 博後藤 こず恵熊倉 充得
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2018 年 71 巻 3 号 p. 149-152

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抄録

市販鶏肉におけるカンピロバクター汚染の季節性を調べるために,2016年5月から2017年4月にかけて,定性的及び定量的に鶏肉からカンピロバクターを分離した.毎月,27検体の鶏肉を試験し,年間で324件の鶏肉を試験した.鶏肉のカンピロバクター汚染は,全体では52%で,最も高い汚染率は9月の81%,最も低い汚染率は3月の3.7%で,9月に明瞭なピークが認められた.カンピロバクターの定量が可能であった鶏肉は陽性を示した鶏肉の20%で,菌数は5〜55個/gであった.Campylobacter jejuni は毎月検出されたが,Campylobacter coli の検出は5〜10月に限られていた.鶏肉のカンピロバクター汚染率のピークは,カンピロバクター食中毒患者数のピークと時期的に一致せず,患者発生の季節性は鶏肉汚染の直接的な影響によるものではなく,複合的な要因によるものと考えられた.

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