Journal of Veterinary Medical Science
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広範な骨転移のみられた犬胃癌の1例
新井 千加子小野 美穂子宇根 ユミ代田 欣二渡辺 俊文野村 靖夫
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1991 年 53 巻 3 号 p. 495-497

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抄録
7歳の雑種雌犬に右腎原発の広範な骨への転移を伴う腎癌を認めた. 腫瘍は左腎・副腎・脾・肝・大網・腸間膜, 気管支分岐リンパ節, 肺, 三尖弁などに転移し, さらに後大静脈をほほ閉塞していた. 左大腿骨遠位端は鶏卵大腫瘍形成のため, 解離骨折を示していた. 病理組織学的には頭骨, 肋骨, 胸骨, 左右大腿骨, 膝蓋骨, 脛骨骨髄に腫瘍の増殖を認めた. 髄腔内は腫瘍細胞で充満し, 骨梁骨折・骨壊死が散在し, 骨皮質は非薄化し, 左右大腿骨・脛骨の外骨膜には反応性増生がみられた.
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© 社団法人 日本獣医学会
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