Reproduction of Turbinate Atrophy in Pigs by Intranasal Consecutive-Day Inoculation with Suspensions of a Toxigenic Serotype D Strain of Pasteurella multocida

Toru KAWAI; Takashi HONDA; Yukio TOKUYAMA; Akira TANENO; Sinji OISHI; Hiroshi OKAMURA; Fujio NONAKA; Eishi SAKAI; Tokuji MIYAHARA; Masanobu ETO

doi:10.1292/jvms.53.507

毒素原性パスツレラ・マルトシーダ莢膜血清型D型菌株浮遊液の豚鼻内連続接種による鼻甲介萎縮病変の再現

河合透, 本田隆, 徳山幸夫, 種子野章, 大石紳二, 岡村宏, 野中富士男, SAKAI Eishi, 宮原徳冶, 江藤正信

著者情報

河合透
本田隆
徳山幸夫
種子野章
大石紳二
岡村宏
野中富士男
SAKAI Eishi
宮原徳冶
江藤正信
著者所属：
化学及血清療法研究所
化学及血清療法研究所
化学及血清療法研究所
化学及血清療法研究所
化学及血清療法研究所
化学及血清療法研究所
化学及血清療法研究所
/ 化学及血清療法研究所
化学及血清療法研究所
Department of Animal Products, The Chemo-Sero-Therapeutic Research Institute

ジャーナルフリー

1991 年 53 巻 3 号 p. 507-509

DOI https://doi.org/10.1292/jvms.53.507

詳細

抄録

毒素原性パスツレラ・マルトシーダD型菌株浮遊液の豚鼻内連続接種法の検討を行い, わが国で初めて鼻甲介萎縮病変の再現に成功した. 病変の程度は, 連続3日間接種よりも6日間接種の方が重篤であった. 接種菌は, 剖検時に回収され難いことから, 鼻内で持続的に定着できないことが示唆された. 病変形成に必要な菌数は, 豚の日齢により異なり, 1日齢及び80日齢SPF豚で各々10⁶個以上,10¹⁰個以上であった.

責任著者(Corresponding author)

訂正情報

J-STAGEへの登録はこちら（無料）