Journal of Veterinary Medical Science
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わが国の動物におけるListeria monocytogenesの保菌状況
飯田 孝神崎 政子大山 務井上 智金内 長司
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1991 年 53 巻 5 号 p. 873-875

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抄録
わが国の動物におけるListeria属菌の保有実態を把握するため, ウシ, ブタ, ニワトリ, イヌ, ネコ, およびネズミのふん便または腸内容物計1,705検体を対象に調査を行った. 菌の分離はPBSを用いて4℃で4~6週間増菌後に選択分離培地にOxford寒天培地を用いて行った. L.monocutogenesはウシで1.9%, ブタで0.6%, イヌで0.9%, ネズミでは6.5%の陽性率であった. しかし, ニワトリとネコからは分離されなかった. その他のListeria属菌ではL.innocuaが大部分を占めた. 分離されたL.monocytogenesの血清型は6種以上に分類され, 最も多かったのは1/2cであったが, ヒト症例からよく検出される1/2a, 1/2b, 4bの3菌型を合計すると全体の50%を占めていた.
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© 社団法人 日本獣医学会
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